日本頭頸部外科学会

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頭頸部がん専門医とは

頭頸部がん専門医とは

頭頸部がんの治療を行うのは耳鼻咽喉科・頭頸部外科です。
口の中(舌や歯肉など)、のど(咽頭および喉頭)、鼻の中や副鼻腔(上顎洞など)、唾液腺(耳下腺や顎下腺など)に発生するがんをまとめて頭頸部がんと言います。頭頸部がんは、日本では全てのがんの約3%しかなく、年間では約30,000人が新しく罹患すると言われています。専門性が非常に高い領域ですので、「耳鼻咽喉科」の中の一つの専門領域である「頭頸部外科」が担当しています。

頭頸部がん治療を行う医師には何が必要でしょうか?

頭頸部には、食事(噛むことや飲み込むこと)・会話・顔の形や表情など、よりよく生きるために不可欠な機能を持つ臓器が集中していますので、がんの治療に当たっては完全に治すことを目指しながら、治療後の障害を可能であればなるべく少なくすることが求められます。また部位や進行度に応じて、手術・放射線・抗がん剤を適切に選択したり組み合わせたりすること(集学的治療)が必要です。そのためには、頭頸部外科医は単に手術の技能や高度な専門知識だけではなく、がん治療の共通基盤となる幅広い基本的知識や医療倫理が要求されます。

頭頸部がん専門医とはどんな資格ですか?

近年の平均寿命の延長の影響を受けて、がん罹患数は増加していると言えますが、頭頸部がんの患者数も年々増えています。社会的な必要性の高まりに応えるため、日本頭頸部外科学会では頭頸部がん専門医制度を設立いたしました。本制度は、耳鼻咽喉科領域において最初に設立されたサブスペシャルティ(専門分科)の専門医制度であります。2009年度に指定研修施設の認定を開始し、2010年度から認定試験を実施しています。耳鼻咽喉科専門医取得後の3年間を含む合計5年間の認定施設での研修が必要で、筆記試験と面接による審査が行われます。特に面接試験では手術能力の評価に加え、チーム医療への理解や全人的医療の姿勢が確認されます。近年の合格率は70%程度で、2019年度までの10回の試験で計435名が認定されました。また、一定の経歴を満たしている専門医には指導医資格が与えられています。

自分の住んでいる地域の頭頸部がん専門医や認定施設は?

日本頭頸部外科学会のホームページでどなたでも確認することができます。専門医、指導医、指定研修施設、準認定施設のリストが表示されていますので、どうぞご覧下さい。

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更新日時:2020年9月1日
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