特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会

お知らせ

メチルロザニリン塩化物(別名ゲンチアナバイオレット、クリスタルバイオレット)を含有 する医療用医薬品(商品名ピオクタニン等)の取り扱いについて

日本頭頸部外科学会会員の皆様へ

メチルロザニリン塩化物(別名ゲンチアナバイオレット、クリスタルバイオレット、商品名ピオクタニン)に関し、令和3年 12 月 28 日に、厚労省より通知があり、遺伝毒性および発がん性のリスクから、原則使用禁止となりました。また令和4年末で販売が中止となりました。
代替品がなく、当該医薬品によるベネフィットがリスクを上回る場合に限り、そのリスク(遺伝毒性の可能性及び発がん性)を患者に説明し、同意を得た上で投与することが求められております。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域においては手術部位のマーキングや病変部位の染色、消毒などの目的で各種処置等に使用広く用いられてきた薬剤でありますが、会員の皆様におきましては、適正使用のほどお願い申し上げます。なお、メチルロザニリン塩化物を含まない皮膚マーカー等も市販されており、これらの導入も選択肢となると考えられます。
会員諸氏におかれましては、周知並びにご検討の程、宜しくお願いします。

 

更新日時:2023年4月27日
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