濾胞がん(ろほうがん)とは
甲状腺がんの5%程度のおとなしいタイプのがんです。乳頭がんと比べると頸部リンパ節転移は生じにいのですが、肺や骨への遠隔転移を起こしやすいがんです。甲状腺超音波検査や穿刺吸引細胞診検査で良性腫瘍との区別が難しいという特徴があります。もともと甲状腺腫瘍は良性腫瘍でもある程度大きくなると見た目の問題が出てきたり気道が狭くなってきたりするために手術が必要になりますが、細胞診の検査結果が良性腫瘍の場合でもCTや超音波の結果でがんの可能性がやや高いと考えられる場合は積極的に手術をおすすめすることもあります。
検査・治療
濾胞がんの検査と治療は乳頭がんと同じになります。乳頭がんのページをご覧ください。
更新日時:2020年11月5日