日本頭頸部外科学会

一般のみなさん

口腔がん

口腔がんには舌がん、口腔底がん、頰粘膜がん、歯肉がんなどが含まれます。一般的に早期がんに対しては手術療法が、進行がんに対しては手術療法に加えて、抗がん剤と放射線療法を組み合わせた集学的治療が行われます。口腔がんは早期がんであっても、頸部リンパ節転移や肺などへの遠隔転移をきたすこともある疾患であり、全身疾患と考えるべきです。そのような理由から患者さんの口腔内だけでなく、全身を診ることができる医師である耳鼻咽喉科・頭頸部外科医が診療にあたるのが最善と考えます。しかしながら日本における口腔がんの治療は、医師である耳鼻咽喉科・頭頸部外科が行う場合だけでなく、歯科医師である歯科口腔外科が行う場合もあります。日本頭頸部外科学会は、すべての会員が医師です。また、頭頸部がん専門医は耳鼻咽喉科専門医を取得した後、所定の研修を受け、厳しい試験に合格した口腔がん治療の専門家です。口腔がんと診断された際には、最寄りの頭頸部がん専門医のもとを必ず受診するようにしてください。

舌がん

口腔底がん

頬粘膜がん

上歯肉がん

下歯肉がん

更新日時:2020年10月15日
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